2005年05月11日

言葉の問題

 前回、「ブログのタイトルを変えるべきか?」という記事を書いた。それは私にとっては正直どうでもよい単なる言葉の問題なのだが、実を言うと憲法の「解釈」というものにも、同じような感覚を持っていることに気がついた。

 無論、法には解釈の仕方がいろいろあるのだろう。rinkomatsuさんの「凛の徒然草。−表参道写真日記−」で、素人的な質問をして色々伺わせていただいたのだが、どんな法でも解釈によっていろいろとれる、とのことである。
 だがやっぱり素人考えでは、こんな大事な問題をいろいろ解釈できるまま放っておいていいのかという気がしてしまう。法学というのはさっぱりよくわからない。
 と思っていたら、私のこの問題に対する考えをわかりやすく述べられているブログを発見した。YOSHIさんの「日々の徒然」である。「GWは憲法三昧」という記事から引用させていただく。なお、YOSHIさんは法学生のようである。(ちなみに前述のrinkomatsuさんも法を学ばれているとのこと。)
条文を素直に読んでもらいたい。上の文章(*)のどこから自衛隊や集団的自衛権を捻り出せるというのか?戦争の殆どが自衛戦争の仮面をつけていた事を考えると、一切の戦争行為を禁じた条文だと考えたほうが素直ではないのか?
私は戦争をするなと言うつもりはない。戦争放棄を謳っていても、戦争の方が放棄してくれなければ平和を保持できないことに変りがないからだ。私が遺憾に思っているのは、第9条から自衛隊や集団的自衛権を捻り出す為に条文解釈の段階でごまかそうとするから、第9条の問題が国語の文法レベルにまで矮小化されていることだ。

第9条は改正した方がいい。もっと判りやすい文章にだ。

*上の文章というのは、9条の条文のことです。

 どうだろうか。判例・通説でも自衛戦争放棄が普通の解釈、素人が素直に読んでもその解釈、でも解釈のされ方でいろいろな議論が噴出している、ならば分かりやすく変えようよ、というのは誤謬無く聞こえるのだが・・・。
posted by しろ at 02:13| Comment(4) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TB+コメントありがとうございました。
記事も拝見しました。仰る事には成る程と思いました。
9条改正の是非が議題になると大抵収拾がつかなくなります。
私が参加したディスカッションでは後で喧嘩になったほどです。
法文を時代時代に合わせた入れ物にするためにはある程度解釈の余地のある条文にするのも一つの手段でしょう。
しかし解釈やこじ付けを重ねて条文自体の意味も変わってしまい、素人が読んだら「なんのこっちゃ?」というような条文になってしまうのは問題だと思います。
この問題に関しては私自身もまだまだ研究中です。
Posted by YOSHI at 2005年05月11日 12:00
>YOSHIさん

こちらこそ、コメントありがとうございます。

YOSHIさんのおかげでだいぶ整理できた気がします。まずは、条文をどう解釈するかと言うことではなく、いろいろな立場の人が考える「理想の9条像」を、その理由を含めて自分なりに理解してみたいと考えています。
Posted by しろ at 2005年05月11日 23:55
理想の9条ですか。どんなものになるか、少し楽しみです。

個人的には、「今の9条では軍隊がもてないから9条を改定しろ」という案には反対で、「今の9条に当てはまらない自衛隊を解散する」方が、良いと思っています。

戦争放棄をうたっても、戦争が放って置かないという下りがありますが、過去に戦争放棄を謳った国家があったのでしょうか?あったとしてその国が戦争で滅んだという過去があるのでしょうか?
すみません、あったのでしたら教えてください。個人的に知りたいと思います。
未来の可能性は無限だと思っています。「戦争放棄」を謳うことで、近隣諸国の信頼を得、近隣諸国との信頼の上に平和国家ができるのではないでしょうか?
Posted by さじった at 2005年05月12日 22:22
>さじったさん

戦争放棄をうたっても・・・という下りは、引用元のYOSHIさんのご意見ですが、私はまだまだよく理解してません。

ただ、その辺の議論がなされている掲示板で、ハワイ王朝が云々と言う話を時々目にします。ハワイ王朝は軍隊持ってなかったんですかね?ちょっと調べてみたいと思います。
Posted by しろ at 2005年05月13日 07:23
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GWは憲法三昧
Excerpt: 法学部の学生である私のGWは「憲法」である。 大学で催される憲法輪読会・憲法特別
Weblog: 日々の徒然
Tracked: 2005-05-11 12:01
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